吉田博『光る海』

吉田博 光る海  1926年 新版画の代表的な版画家の一人として知られる吉田博は、旅や登山を好み、雄大な山々や海外での異国情緒溢れるモチーフ、海の景色や川のような水辺の絵など、多様な風景を、柔らかで詩的な表現によって描写…

鈴木春信『二月 水辺梅』

鈴木春信 二月 水辺梅 1768年頃 江戸時代の浮世絵師である鈴木春信の『二月 水辺梅』。暗闇のなかで、若い男性が、恋する女性のために白梅を手折ろうとしている情景が描かれている。 二人はどれくらいの年齢なのだろう。結構若…

ベルト・モリゾ『ゆりかご』

ベルト・モリゾ ゆりかご 1872年 ベールに覆われたゆりかごのなかの赤ん坊の寝顔を、母親と思われる女性が静かに見守っている。フランスの印象派の画家ベルト・モリゾの代表作『ゆりかご』。母と子の親密な空間が、ゆりかごとベー…