読む時間

デザイナーの原研哉さんが、海外の古い趣ある建物と読書している人が写った風景の写真を添え、本を読んでいる人を見るとなんだか安心する、といった内容の投稿をしていた。 読書する人の光景から伝わってくる、安らぎの感覚というのは分…

ヴァロットンの木版画とボール

フェリックス・ヴァロットンの版画は、スタイリッシュなデザイン性が際立ち、どれも洗練されている。日本の情緒的な新版画の雰囲気とは別の格好よさがあるなと思う。 ヴァロットンは、1865年にスイスで生まれ、若い頃に画家を目指し…

グウェン・ジョンの猫

グウェン・ジョンは、ウェールズ出身の19世紀後半から20世紀前半のイギリスの女性画家で、女性の肖像画や猫の絵を多く描いた。 弟も画家で、ともにロンドンの美術学校で学んだ。若い頃にパリで出会った彫刻家のロダンのモデルとなり…

夜と星の絵画

版画作品も含め、昔の夜の絵を色々と見ていると、日本の絵と西洋の絵では、それぞれの夜に違いが見られるなと思う。 たとえば、夜空の星に焦点を当てた西洋絵画として、ミレーやゴッホ、ムンクの絵がある。 ジャン=フランソワ・ミレー…

レオン・ボンヴァンと浮世絵

19世紀半ばのフランスの画家、レオン・ボンヴァンは、どこか陰鬱さを漂わせたような、寂しげな植物の風景画や静物画を描いた。 画家本人に関する情報はほとんどないものの、存命中は認められなかった画家人生や、悲しい最期については…